漢方は病気に効きますか?本物の東洋医学とは?
漢醫、東洋医学はなんですか? あなたの疑問にお答えします。
ギリシアのユナニ医学、インドのアーユルヴェーダ、そして漢醫学が三大伝統医学と呼ばれています。 特に漢醫学は日本において一番知られています。現代医学は主に戦後に発展した西洋医学を指すことが多いです。
伝統医学と現代医学はどちらが優れているのでしょうか?一概には決めることができません。どちらも優れていることはあり、優劣を決めるものではありません。
現代医術は日々発展しており、過去には不治の病とされてきた病気に治療法が見つかるなど、癌治療や再生医療の進歩はめざましいものがあります。しかし、直接命と関わらない生活習慣病については現代医学ではあまり進歩が見られません。CTやMRIなどの画像診断でも原因がわからないことは多々あります。
それに対して伝統医学はそのような生活習慣病への有効さが世間で認識され始めています。では、今まで鍼灸、推拿、漢方薬など病気に有効であるのに重要視されないのは何故でしょうか?
閉鎖的な風習、技術の独占、印刷技術が普及していない時代の数千年前から現在へ、技術がすべて正しく伝わっているわけではありません。古い文献の中にはいい加減な内容の物もあります。
ネットには多くの情報がありますが、決して鵜呑みにすることをせず正しい知識をもち、分別する力を身につけることが大切です。
先人の知恵を受け継ぎ、尊敬と感謝の気持ちを忘れず生涯研究して技を磨き、進化し続ける。決して満足せず、慢心せず、留まらず、誠心誠意患者と向き合う。これこそが「醫道」です。
最近よく見かける伝統と最先端を融合した技術を語り、ただ単にリラクゼーションのためのマッサージをする業者が多くあります。そのような業者は誤った情報を世間に広めており、伝統医学の精神に反しています。